昭和後期こどもの歴史研究会

~こどもは生まれる社会を選べない。生まれた社会に適応するだけである。Byエミール・デュルケーム~ 昭和後期のこどもが育った社会はどういう社会だったのでしょう。 それは、現在のこどもが育つ社会とはどのように違ったものだったのでしょう。 昭和後期に育ったかつてのこどもたちが、現在のこどもたちに、自分たちの育った社会を語り伝えたいと思います。 それが現在のこどもたちの歴史認識となり、彼らが未来を選択していく上での糧となることを願います。お問合せは、info★takuboy.net。★を@にして下さい。

環境問題

6月7日(水)、NHKの「ガッテン」で、1980年夏の小学校の体育館での日焼け大会の景色と、2015年夏の海水浴場の景色とが比較されました。 2015年夏の海水浴場では、人々がTシャツを着て水遊びに興じていました。 2014年夏、私が小学校で水泳の補助の仕事をし…

北村充史『テレビは日本人を「バカ」にしたか?-大宅壮一と「一億総白痴化」の時代-』平凡社、2007年を読んで

民間テレビが、娯楽番組でやらせを行うのは、「電波少年」に始まることではないようです。 1956年11月3日、日本テレビが早慶戦の早稲田側応援席にスタッフを潜入させ、慶応の応援をさせてみたのが、その端緒だったようです。 すぐさま、評論家の大宅壮一さん…

「先生のつうしんぼ」上映会実行

5月29日(月)に行いました。 今回の企画には、二つ新しい点があります。 一つには、平日に実行したこと。 もう一つには、私の昨年の勤務校の学区にある公民館で実行したことです。 事前にチラシをポスティングするなどしたら、昨年の私の教え子8人(5年生、…

4月30日の上映会を振り返って

こどもが積極的には来てくれませんね。 自分が知っている作品と作風が似ても似つかず、自分の周囲で作品に対する評判もない、というのでは、わざわざ出向いて見る気にはならないのでしょうね。 4月30日、上映が終わった後に中学校で英語を教えるSさんが「こ…

「懐かしさ」と「現代」の狭間で

本会の事務長が企画した上映会が、ふるさと新座館で開催されるので、29日から30日にかけて埼玉県へ行きました。29日のバーベキューは、屋外の爽やかな気候の中での食事で、遠足の時のお弁当の時間を思い出し、気分は良かったです。教員採用試験の勉強会のバ…

「懐かしい」では終えないために

4月29日、埼玉県の荒川沿いの彩湖・道満グリーンパークで教員採用試験の勉強会のバーベキューがあり、東海地方在住の代表をお呼びしました。 初夏の一日、川辺の風に吹かれながら、午前中からの酒に酔いしれました。 翌30日、ふるさと新座館で「先生のつうし…

テレビで育った仲

NHKテレビで、「子のつくお名前特集」を見ました。 街頭で、「子」の付く女性名についての印象を現在の若者に尋ねたところ、「ダサい」と男性が、「『子』の付かない名前に憧れていました」と女性が答えていました。 2016年の命名ランキングの女児第5位に「…

『先生のつうしんぼ』上映会を開きます

・2017年4月30日(日)午前9時 ・新座市立野火止公民館(ふるさと新座館)講義室3 ・入場無料 ・直接会場に見えても構いませんが、この記事をご覧になって見える方は、事前にご連絡をいただければ幸いです。

徒党

春日部市中央公民館に、「校庭に東風吹いて」を見に行って来ました。 間違えて春日部市民文化会館に行ってしまい、少し遅れてしまいました。 場面緘黙の小学校3年生の女の子を主人公にしています。 クラスでインコを飼っていて、誤ってそのインコを逃がして…

平和な時代の平和運動

3月19日(日)、NHK-BS第1放送で、ある女性がこどもたちにヒップホップの指導をしている話が紹介されていました。 最後にその女性が、マイクに向かってヒップホップの精神を説明し、ヒップホップを通じてこどもに何を伝えたいのか語っていました。 「平和」…

河原和枝『日常からの文化社会学-私らしさの神話-』世界思想社2005年を読みました

基本はゲオルク・ジンメルなのですね。 ファッションは「常に過去と現在の分水界に立ち」「他の現象には稀にしかないほどに、強烈に現在の感情を与える。」 今のこどもたちは、分水界の向こうの過去を知りません。 現在の感情を抱くことに、優越や安心を感じ…

あさま山荘45年

3月9日(木)、BS朝日で、「あさま山荘45年」を見ました。連合赤軍の関係者は、自殺した人や病死した人を別にすれば、まだ漸く老境に達した年頃なのですよね。 何せ私はまだ幼稚園の年少でしたので、遥かに古い事件のように思えます。 赤塚不二夫「天才バカ…

鷲田清一『ひとはなぜ服を着るのか』日本放送出版協会1998年を読んで

ファッション論の本です。 ファッションは、服装だけではなく、音楽・美術・思想など、その時代の人々の精神生活全般に影響を及ぼします。 ファッションは、「物語の魅力が摩耗して来ると、それを廃棄して別の物語に取り換える」「新しい物語は、<今>を生…

個性主義に抑圧されるこどもたち

筑波大学の土井隆義さんが執筆した『「個性」を煽られる子どもたち-親密圏の変容を考える』(岩波ブックレット、2004年)を読みました。 「とりあえず、食事とかしない?」とか、「俺的には、〇〇の意見に賛成って感じ、ウン!」とかいったぼかし語を使う現…

教育関係者向けの『ガキ大将行進曲』上映会

今回の『ガキ大将行進曲』の上映会の客層は、教育関係者中心で、今までとは違った雰囲気でした。 それぞれの方が持っている「教育」に対しての思いを、映画と照らし合わせて、感想をたくさんいただきました。教育者ならではの鋭い感想もあり、今後の活動の参…

第4回『ガキ大将行進曲』の上映会

1月7日(土)19:10~20:50に、埼玉県越谷市立南越谷公民館で、『ガキ大将行進曲』の上映会を行いました。 教員採用試験の勉強会の一環です。 上映時間が中途半端であるのには、訳がありました。 映写機が動かなかったり、画像が上下逆さまになったり。 中…

『ガキ大将行進曲』上映会のお知らせ

『ガキ大将行進曲』上映会開きます。 ・期日:2017年1月7日(土)18時~19時半 ・場所:埼玉県越谷市立南越谷公民館学習室B ・入場料:無料 ・終了後、ファミリーレストランなどでの交流会あり。

『先生は一年生』その4 「転校生はアメリカ人!」(1981年11月11日放映)

円のクラスに、アメリカ人の父と日本人の母を持つ、ワーテンビー・リチャード・太郎が転入して来ました。 太郎は、クラスで「太郎」と呼ばれそうになりましたが、岡崎太郎も「太郎」と呼ばれており、岡崎としてはいい気がしません。 放課後、「テスト」をし…

『先生は一年生』その3 「隠し砦の七悪ガキ!」(1982年2月10日放映)

4年4組のこどもたちが、隠し砦を作っていることが学校で評判になります。 しかし教員たちは、「僕は教師だから、危険なことは望まない」という姿勢。 保護者達も、危険なことは望みません。 円は、保護者達を説得しました。「あなたは、こどもの頃、隠し砦を…

『先生は一年生』その2 「UFOにのって来た転校生?」(1982年2月3日放映)

後藤忠勝は、弱虫ですぐに泣き、ドッジボールをしても後藤が入ったチームがいつも負けてしまします。 その一方で、星を見るのが大好きで、流れ星を見ては願い事をしています。 アンドロ星人に会いたいのです。 アンドロ星人は、地球から100万光年離れたアン…

『先生は一年生』その1 「風船が運んできた人!?」(1981年12月16日放映)

東円(榊原郁恵)のクラスが風船を飛ばし、返事を求める手紙を添えたことから、数通の返信があります。 東大の学生だと言う森岡洋平から返事があり、中川毅が飛ばした風船を拾ったということです。 森岡が昼休みに学校を訪問して来ることになりました。 教頭…

『先生は一年生』のノベライズ本を入手

ネット上の古書店で、『先生は一年生』のノベライズ本を入手しました。 私が高校受験生の頃、日本テレビ系列で放映されたものの、私が知る限り再放送はされていないし、DVD化もされていない作品です。 そのために、あまり内容は覚えていなかったのですが、今…

平凡な小学校生活に価値が

「ケンちゃん」シリーズがDVD化されない理由はよく分りません。 「出演者全員の承諾」がなければDVD化はできないとされていますが、DVD化されてから出演者が人伝にDVD化を知ったという事例も聞きます。 ただ、「ケンちゃん」シリーズのOPがYoutubeからも削除…

こちらは大韓民国1970k㎐

韓国の1970年代の生活ぶりを再現して見せる展示会が、ソウル中心部の世宗文化会館であったそうです。 それがネット上で紹介され、私も興味深く拝見しました。 韓国の庶民の生活空間を再現して見せ、そこにあるのはアナログラジオ、ミシン、そうして肌身離さ…

クールジャパンの対象拡大?

先日、東京都の小池百合子知事が、ハロウィーンに合わせてコスプレを行ったそうです。 それが何と、「リボンの騎士」。 私の同僚(女性)が、60歳を過ぎてなお働いているのですが、小池知事と同じ1953年生まれです。 その方は、幼少の頃「勉強をしていたから…

昭和後期の児童向け実写ドラマ

昭和時代の後期(70~80年代)、児童向けのテレビ番組が数多く放映していました。現在の地上波テレビでは、辛うじて児童向けのアニメ作品は放映されているものの、児童向け実写ドラマは壊滅状態です。ゴールデンタイムに児童ドラマが放映されていたのははる…

がっぱ先生

9月23日(金)、21時から日本テレビ系列で放映されました。 原作は、角川つばさ文庫から出ている「みんなで跳んだ」。 原作は中学校2年生の教室が舞台であるのに、テレビドラマでは小学校5年生の教室が舞台になりました。 小学生の子役は使いにくいと言われ…

星飛雄馬 まだ若手

朝日新聞9月17日付に、声優の古谷徹さんに対するインタビュー記事が掲載されていました。 「巨人の星」の星飛雄馬の声の出演をされていたのですね。 日本青少年教育研究所所長の仙石保さんが、「巨人の星」を真面目ヒーローの代表と捉えています。 その一方…

映画関係のパーティーに参加

先月16ミリフィルム映写機の操作方法を教えてくださった方が、3歳の息子さんと一緒に名古屋へいらっしゃいました。名古屋で開催の映画好きが集うパーティーの主催者の一人として、地元の食材を使って料理を提供してくださいました。 僕も出席し、食事をしな…

ロケ地上映会は大成功

『ガキ大将行進曲』の上映会は、今まで3回実施しました。1回目は埼玉県、2回目は福島県、そして前回の記事で事務長が書いたとおり、3回目で念願の山梨県のロケ地上映が実現しました。ロケ地上映実現に向けて紆余曲折しましたが、主催団体のご尽力により開…

ロケ地上映会を開催しました

『ガキ大将行進曲』のロケ地上映会が、やっと実現しました。 昨年9月から交渉を始めたものの、どこが主催するかで難航していました。 最初、日帰りで実施するつもりでいました。 当日朝4時半に自宅を出て11時半の会場設営開始に間に合わせる、というプランで…

新見南吉記念館に行って来ました

新見南吉作、『ごんぎつね』。 小学校4年生の国語教材として、定番中の定番ですね。 音楽教材の『とんび』も定番中の定番。 不思議と、4年生の教材には定番中の定番が集中します。 8月12日(金)、愛知県半田市にある新見南吉記念館に行って来ました。 名鉄…

「こどもファッション-小さい人たちへの眼差し」を見て来ました

東京都庭園美術館で開催中の、「こどもファッション-小さい人たちへの眼差し」を見て来ました。 「こどもらしさは、こどもが作ったわけじゃない」というサブタイトルにも、関心を抱きました。 冒頭で、NHKテレビで紹介された、「男の子向けドレス」が登…

16mmフィルム映写機の講習を受けました

本会は、昨年2回上映会を催し、今年も8月21日にロケ地上映会を実現しましたが、今後も定期的に開催していきます。一つ懸念事項になっているのは、本会で16㎜フィルム映写機を扱えるのは一人しかいないということです。 自分も本会の代表者でありながら映写機…

ズッコケ熟年三人組

2005年以来続いていた、「大人になった三人組」の完結作品です。 人気作のようで、市立図書館で貸し出し中が続いており、やっと借りることができました。 ・三人は、年齢相応に年を取っている。 ・三人は、流行に沿った生活様式を取り入れることが嫌いではな…

『ガキ大将行進曲』ロケ地上映会正式決定

日付:2016年8月21日(日) 時間:14時~ 場所:富士川町町民会館 入場無料 会場に直接来て下ってもいいですが、このブログをご覧になった方は事前に連絡を下さったら嬉しいです。

上映会の準備を始めていきます

2016年8月21日(日)は、『ガキ大将行進曲』に思いのある方や映画の製作に携わっていた関係者が集まって、濃密な上映会となるように準備していきます。詳細については随時このブログで報告します。 『ガキ大将行進曲』の光男役の難波克弘さんにゲストとして…

少年と心身の成長と経済成長と

福島市野田児童センターまつりに行って来ました。 6月12日(日)でした。 児童センターまつりは、遠い未来のように思っていました。 上映会だけ行って、その場限りの旅人に終わりたくないと「来年6月の児童センターまつりに参加したい」とセンター長に申し上…

バブル世代の文化的優越感?

朝日新聞5月21日付「耕論」で、「演歌は日本人の心か?」というテーマで有識者が意見を述べていました。 朝日新聞社がインターネットで本会ブログを見て、今回の「耕論」を企画したわけではありませんよね。 『創られた「日本の心」神話』の著者である輪島裕…

代表者の近況報告・東大手サロンに参加

月1回開催の東大手サロンを先月と今月、2回とも出席し、NPO法人に長年携わっている方の経験や考え方を聞きました。NPOに限らず団体やサークル等、人を集めて活動すれば何かしらの困難にぶつかりますが、組織をどのように運営していくか、NPOの関係者の話を…

演歌は日本人の心

小学校の先生が言っていました。 古臭い歌、中高年向けと思われる歌を小学生に聞かせたら、「やめてよ、演歌」と言われるそうです。 演歌が何かの象徴として偏見の目で見られていると感じました。 「演歌は日本の心」と言われます。 その一方で、洋楽を志向…

もし一生同じ年齢でいられるなら17歳でいたい?

見たわけではありませんが、話を聞いていると新作の「仮面ライダー1号」は、高校舞台のような感じがします。 「地獄先生ぬ~べ~」のテレビドラマ版のように「今回は舞台を高校に改めまして」というようなものではないようですが、子役が出演するような作品…

柔らかい春の日差しを思い出す

CSホームドラマチャンネルで、「あばれはっちゃく」スペシャル「俺は男だ!あばれはっちゃく」(1982年正月)と「男三人!あばれはっちゃく」(1982年3月)が放映されました。 いずれも私が高校受験生の頃に放映されたものです。 今回、「男三人!あばれはっ…

NHK放送博物館を見学しました

明日から寒が戻ると言うので、思い切って行ってきました。 NHKのテレビジョンカー、登場は1937年なのですね。 1940年には国民所得が戦後の1956年水準に達していたし、都市では洋食も食べられた、というのがよく分かります。 「1974年のお茶の間風景」、リ…

ソ満国境・15歳の夏

今日、午前中、春日部市民文化会館で実施された、医療生協さいたま主催の上映会を見て来ました。 『ソ満国境・15歳の夏』 開始時、スクリーンに「児童向け」ではなく「少年向け」と書いてありました。 17歳でも児童福祉法の対象であり、一方でボーイソプラノ…

新自由主義の下でこどもは

「夢多きこども時代」は、日本では大正時代の都市中間層に始まりました。 「少なく生んで、よりよく育てろ」「いつまでも穢れなきこどものままでいて欲しい」といった表現が、この時期の都市中間層の子育て意識を象徴していると言われます。 生産力が低く、…

こどもの貧困

第2回東大手サロンに参加しました。テーマは「生活困窮者支援をふり返る」です。生活困窮者へ精力的に相談・支援している方がゲストで、貴重な体験談や、団体の運営方法など聞くことができ、有意義な時間でした。本会の趣旨に沿って、このブログを書くとした…

小中一貫教育は、ガキ大将の価値を知らない

今から1年前、臨時的採用小学校教員の口を探して、多くの自治体の教育委員会の窓口を訪ねていました。 ある自治体で、たまたま教育委員会に来ていた市内小学校の教頭先生の車に乗せられ、現場を見学することになりました。 この自治体は、小中一貫教育に熱心…

ガキ大将の価値

先月参加した「東大手サロン」は、「地域資源長屋なかむら」という協働・連携オフィスで開催されました。そのオフィスの入居団体とも交流を深め、2月18日に読書会に参加しました。 1冊の本だけを選んで、対話していくという形式で、お題本は『先生はえらい…

ど根性ガエル

昨夜(2月13日夜)、BSジャパンで漫画家・吉沢やすみさんのその後について、本人インタビューを中心にした番組が放映された。 「ど根性ガエル」の作者である。 福島市野田児童センターに来ているこどもたちもそうであったが、今の若い人たちには昨年から放…