昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

昭和後期の児童向け実写ドラマ

昭和時代の後期(70~80年代)、児童向けのテレビ番組が数多く放映していました。現在の地上波テレビでは、辛うじて児童向けのアニメ作品は放映されているものの、児童向け実写ドラマは壊滅状態です。ゴールデンタイムに児童ドラマが放映されていたのははるか昔の話のように感じてしまいます。

 

新作が作られない状況では、今のこどもたちに昭和後期の児童向け作品を鑑賞できる接点が必要になってきます。スカパーを契約するか、DVDを購入するか、もしかしたら最近ではネットで鑑賞することも徐々に増えてきてるのかもしれません。

 

こどもが主人公の実写ドラマの金字塔といえば、『ケンちゃんシリーズ』や『あばれはっちゃく』でしょう。『あばれはっちゃく』は、以前スカパーで、3代目まで放映されましたが4代目以降は放映されませんでした。それでも、その後、5代目まで全てDVD化されました。

 

DVDを購入すれば『あばれはっちゃく』はいつでも見れる環境になったのは大変喜ばしいです。ただ逆に言えば購入しないと見れないということでもあります。かつてのようにゴールデンタイムで、『あばれはっちゃく』のような児童ドラマが誰もが見れる状況になってほしいものです。

 

現在全く見ることができないのは、『ケンちゃんシリーズ』でしょう。前身である『チャコねえちゃん』に関しては、全話ではないもののDVD化されてますが、『ケンちゃんシリーズ』は一向にDVD化されてません。

 

スカパーでも、初代ケンちゃん役である宮脇康之くん主演のシリーズは放映されたものの、弟役や2代目ケンちゃん役の岡浩也くんが登場するシリーズは、一向に放映されません。

 

本会は、こども目線に立った日常が描かれている昭和後期の児童作品を、今のこどもたちにも鑑賞できるような環境を作りたいです。『ガキ大将行進曲』の上映会を実施しているのも、その一環です。現在見る術がない特に2代目ケンちゃん役の岡ケンちゃんシリーズを何らかの形で見れるように各関係者に働きかけたいと考えています。