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昭和後期こどもの歴史研究会

~こどもは生まれる社会を選べない。生まれた社会に適応するだけである。Byエミール・デュルケーム~ 昭和後期のこどもが育った社会はどういう社会だったのでしょう。 それは、現在のこどもが育つ社会とはどのように違ったものだったのでしょう。 昭和後期に育ったかつてのこどもたちが、現在のこどもたちに、自分たちの育った社会を語り伝えたいと思います。 それが現在のこどもたちの歴史認識となり、彼らが未来を選択していく上での糧となることを願います。お問合せは、info★takuboy.net。★を@にして下さい。

『先生は一年生』その2 「UFOにのって来た転校生?」(1982年2月3日放映)

後藤忠勝は、弱虫ですぐに泣き、ドッジボールをしても後藤が入ったチームがいつも負けてしまします。

その一方で、星を見るのが大好きで、流れ星を見ては願い事をしています。

アンドロ星人に会いたいのです。

アンドロ星人は、地球から100万光年離れたアンドロ惑星に住んでおり、正義の味方で宇宙をパトロールしており、ワープ航法で一瞬にして地球に到達することができるのです。

それを聞いても、円は何のことだかさっぱり分かりません。

さて後藤は自転車に乗れません。

自転車に乗る練習をしていると、同じクラスの男の子たちからからかわれます。

そこから逃げた矢先、後藤よりも少し年上の少年が自動販売機荒らしをしている現場を目撃します。

後藤は、その時夜空にきらきらしたものを認識し、「UFOだ!」と声を上げてしまい少年に気付かれ口止めをされます。

後藤はUFOのほうにばかり興味があり、自動販売機荒らしには興味がなく、翌日同級生を自動販売機の前に集めてUFO到来を再現しようとしますが、勿論UFOは現れませんでした。

寒い中、同級生たちは不満を鳴らしながら帰って行きました。

あろうことか、あの時の自動販売機荒らしの少年が、6年生に転入して来ました。

原田大助と言い、万引きの常習犯で、前の学校では教員に手を上げて怪我をさせたという評判がありました。

後藤は直ちに原田にお願いします。

この前のように自動販売機の前で立っていて、同級生にUFOを見せたい、一生のお願い、頼りにしている、と。

強引に約束させられたものの、原田は勿論行きませんでした。

原田が来なかったため、後藤は4年4組で他の同級生から「嘘つき」と小突かれていました。

それを見た原田は、後藤を殴っていた4年4組のこどもを殴りました。後藤を助けたのです。

更にそれを見た円が、「下級生を殴って恥ずかしいと思わないのか」と原田を叱責しました。原田と後藤の関係を知らなかったのです。

4年生の先生たちは、「学年は縄張り意識が強いから深入りするな」と円に6年生の原田の問題に立ち入らないよう奨めます。

その後、原田と後藤には友情が芽生えました。

原田のことを本当にアンドロ星人だと思っていたと後藤は語りました。

原田は、後藤を自分の派手な自転車を使って自転車に乗る練習をさせてやりました。

友達がいない者同士の心が触れ合ったのでした。

しかし、原田は先日殴った4年4組のこどもの兄から報復され、怪我をしました。中学生なのですが、高校生のような体格でした。

円は、ようやく事情を飲み込み、原田の怪我の手当てをすると同時に、粘り強く原田と意思疎通を図り、遂に原田に「先生ごめん」と言わせたのです。

***

OPの2番でしたっけ。

「そんなにがみがみ言うんなら 僕は怪獣変身だ 家来を千人引き連れて宇宙の果てまで行ってやる」(ミスがあったら訂正します)

この歌は、後藤忠勝を思い浮かべたものではなかったのかな、と考えます。

こういう夢の世界に生きているこどもも、思春期に達したら現実の世界に引き戻されるのでしょうね。