利潤目的の文化運動
大晦日の今日、教員採用試験の勉強会の代表宅で飲み会がありました。
中学校の英語教諭で、映画が好きなSさんが、「70年代に何があったかな。どんな映画があったかな。トラボルタ…」と言い出しました。
「サタデーナイトフィーバー」ですね。
60~70年代の映画は心理描写を緻密に行ったそうですが、その後の映画は「CGでこれだけできるようになった」ということを誇示したがるそうです。
本会ならば、「CG反対!実写で緻密な心理描写を!」と言うところですが、映画制作会社のバイトの面接に行ってそれを言ったら、相手が突然不機嫌になったことがありました。
帰宅してから、年越しそばを食べながら「紅白歌合戦」を見ました。
父が、「演歌や歌謡曲がない」と言っていましたが、「きよしのズンドコ節」が流れたら、「やっと歌謡曲が流れたな。これが大多数の日本人の感性だと思う」と言っていました。
音楽制作会社のバイトの面接に行って、「演歌や歌謡曲を流行らせたい」と言ったら、落とされる可能性があります。
ファッションは、需要側主導なのか、供給側主導なのかよく分かりませんが、供給側の「古いファッションを陳腐にしたい」という意向が強く働いていることは間違いないと思います。