昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

少数派の孤独

ジャニーズの知念侑李さんは、体操選手の知念孝さんの息子さんだそうですね。

お父さんは、1967年3月25日生まれだそうで、私と同学年です。

さて、「♪昭和無理、どっから見ても平成がいい」は、ひょっとしてお父さんの影響でしょうか。

私と同学年の人たちが、あまりにも見事に70年代こども文化を中学校真ん中辺りに卒業し、その後身に付けた80年代若者文化をDNA化しているからです。

「お父さんたちの頃はさあ、〇〇〇が凄く嫌だったんだ、それに引き換えお前らは・・・。」

〇〇〇の中には、恐らく昭和後期のあらゆる特徴が入るのではないかと思われます。

侑李さんたちは、昭和後期を見て来たわけではありませんから、お父さんの体験談を鵜呑みにするしかありません。

井上雄彦さんや森田まさのりさんなど、私と同学年の少年漫画家が、いずれも80年代の中学・高校を舞台にしていると思われる漫画を描き、現在のこどもたちはそれを受け取っています。

私が中学・高校時代に感じた同世代に対する異質感が、このようなところで顕在化しているのかもしれません。

70年代こども時代が最高だった、1966年生まれ少数派としての役割を早く果たしたいところです。