昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

過信

昨日、テレビで横浜市の小中一貫教育の実践が紹介されていました。

小学生の指導に当たる中学校3年生男子は、すっかり声が変わってまるで極端に若い男性教員がいるかのようでした。

昨年度の勤務校の教頭は、「小学生を指導することで、中学生にとっても勉強になる」と仰っていました。

確かに、昔からあった学生教育ボランティアの参加資格を、大学生のみから中学生にも拡大したようなものだと考えれば、それも言えるかもしれません。

しかし、小学生と中学生を同じ教育対象と見做し、同じ施設で生活を共にさせることには反対します。

教育課程論の問題ではなく、こどもの実態論の問題としてです。

思春期前と思春期の発達特性の違いから、教員が知らないところで、ヤンキー文化の伝授や、性的お遊びがまかり通る可能性があります。

学校がこどもの実態まで統制できるのであれば、こどもの実態に合わせて学校教育制度を作り変えるのではなく、従来の学校教育制度に合わせてこどもを作り変えることが可能になるはずです。