昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

平成の終焉 冷戦後の終焉

小学校では、おじいちゃん・おばあちゃん世代が第二次世界大戦中のこども体験を語ることは歓迎されます。 そのため、私は臨時的採用教員の面接で、「冷戦時代のこども体験を語りたい」と述べたことがあるのですが、面接者からたちまち変な目をされました。 …

必要なのは授業研究だけではない

私が博士後期課程の指導教員を探していた頃、神戸の私立大学で教授をしていた大塚英志さんにメールを送って返事をいただいたことがあります。 「1970年代こどもの実態論を研究したいのですか。先行研究は阿部進さんですね。ただ、世代論では博士論文は書けま…

変化の遅い現代この40年時間が停止

国立科学博物館が、カラーネガフィルムを未来技術遺産に登録するそうです。 朝日新聞9月6日付け夕刊「素粒子」でも、「白黒時代の記憶もそう遠くはないのに、アナログ人間ももはや遺物か」と論評されています。 昭和40~50年代の文化が無視・軽視されること…

映画を製作して観たいけど

先日教え子に「先生のつうしんぼ」を見せた時も、趣旨が通じていないな、と感じていました。 「この映画に出て来る子役たちは先生と同い年」と言っていたものが、こどもたちには「先生はこどもの頃子役をしており、先生が子役として出演している」と取られて…

昭和40~50年代のこどもの文化を伝えるためには

前記事の事務長の文章を読み、今までの活動を振り返ると、今のところ、本会の趣旨が今のこどもたちに浸透していないと感じています。昭和後期のこども文化のバトンを受け取れる場作りをしたいのですが、試行錯誤中です。 全国各地で児童映画の上映会を実施し…

次代に渡すバトン

朝日新聞8月27日(日)付けに、「平成とは」という記事が掲載されています。 「次代へ渡し損ねたバトン」 「時代を語り 刻む意義」 「さらば『昭和』若者は立った」 「少子高齢化・格差・非正規雇用。20代官僚らは、危機感をネットで発信した」 「分かってい…