昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

『ガキ大将行進曲』上映会のお知らせ

『ガキ大将行進曲』上映会開きます。 ・期日:2017年1月7日(土)18時~19時半 ・場所:埼玉県越谷市立南越谷公民館学習室B ・入場料:無料 ・終了後、ファミリーレストランなどでの交流会あり。

『先生は一年生』その4 「転校生はアメリカ人!」(1981年11月11日放映)

円のクラスに、アメリカ人の父と日本人の母を持つ、ワーテンビー・リチャード・太郎が転入して来ました。 太郎は、クラスで「太郎」と呼ばれそうになりましたが、岡崎太郎も「太郎」と呼ばれており、岡崎としてはいい気がしません。 放課後、「テスト」をし…

『先生は一年生』その3 「隠し砦の七悪ガキ!」(1982年2月10日放映)

4年4組のこどもたちが、隠し砦を作っていることが学校で評判になります。 しかし教員たちは、「僕は教師だから、危険なことは望まない」という姿勢。 保護者達も、危険なことは望みません。 円は、保護者達を説得しました。「あなたは、こどもの頃、隠し砦を…

『先生は一年生』その2 「UFOにのって来た転校生?」(1982年2月3日放映)

後藤忠勝は、弱虫ですぐに泣き、ドッジボールをしても後藤が入ったチームがいつも負けてしまします。 その一方で、星を見るのが大好きで、流れ星を見ては願い事をしています。 アンドロ星人に会いたいのです。 アンドロ星人は、地球から100万光年離れたアン…

『先生は一年生』その1 「風船が運んできた人!?」(1981年12月16日放映)

東円(榊原郁恵)のクラスが風船を飛ばし、返事を求める手紙を添えたことから、数通の返信があります。 東大の学生だと言う森岡洋平から返事があり、中川毅が飛ばした風船を拾ったということです。 森岡が昼休みに学校を訪問して来ることになりました。 教頭…

『先生は一年生』のノベライズ本を入手

ネット上の古書店で、『先生は一年生』のノベライズ本を入手しました。 私が高校受験生の頃、日本テレビ系列で放映されたものの、私が知る限り再放送はされていないし、DVD化もされていない作品です。 そのために、あまり内容は覚えていなかったのですが、今…

平凡な小学校生活に価値が

「ケンちゃん」シリーズがDVD化されない理由はよく分りません。 「出演者全員の承諾」がなければDVD化はできないとされていますが、DVD化されてから出演者が人伝にDVD化を知ったという事例も聞きます。 ただ、「ケンちゃん」シリーズのOPがYoutubeからも削除…

こちらは大韓民国1970k㎐

韓国の1970年代の生活ぶりを再現して見せる展示会が、ソウル中心部の世宗文化会館であったそうです。 それがネット上で紹介され、私も興味深く拝見しました。 韓国の庶民の生活空間を再現して見せ、そこにあるのはアナログラジオ、ミシン、そうして肌身離さ…

クールジャパンの対象拡大?

先日、東京都の小池百合子知事が、ハロウィーンに合わせてコスプレを行ったそうです。 それが何と、「リボンの騎士」。 私の同僚(女性)が、60歳を過ぎてなお働いているのですが、小池知事と同じ1953年生まれです。 その方は、幼少の頃「勉強をしていたから…

昭和後期の児童向け実写ドラマ

昭和時代の後期(70~80年代)、児童向けのテレビ番組が数多く放映していました。現在の地上波テレビでは、辛うじて児童向けのアニメ作品は放映されているものの、児童向け実写ドラマは壊滅状態です。ゴールデンタイムに児童ドラマが放映されていたのははる…

がっぱ先生

9月23日(金)、21時から日本テレビ系列で放映されました。 原作は、角川つばさ文庫から出ている「みんなで跳んだ」。 原作は中学校2年生の教室が舞台であるのに、テレビドラマでは小学校5年生の教室が舞台になりました。 小学生の子役は使いにくいと言われ…

星飛雄馬 まだ若手

朝日新聞9月17日付に、声優の古谷徹さんに対するインタビュー記事が掲載されていました。 「巨人の星」の星飛雄馬の声の出演をされていたのですね。 日本青少年教育研究所所長の仙石保さんが、「巨人の星」を真面目ヒーローの代表と捉えています。 その一方…

映画関係のパーティーに参加

先月16ミリフィルム映写機の操作方法を教えてくださった方が、3歳の息子さんと一緒に名古屋へいらっしゃいました。名古屋で開催の映画好きが集うパーティーの主催者の一人として、地元の食材を使って料理を提供してくださいました。 僕も出席し、食事をしな…

ロケ地上映会は大成功

『ガキ大将行進曲』の上映会は、今まで3回実施しました。1回目は埼玉県、2回目は福島県、そして前回の記事で事務長が書いたとおり、3回目で念願の山梨県のロケ地上映が実現しました。ロケ地上映実現に向けて紆余曲折しましたが、主催団体のご尽力により開…

ロケ地上映会を開催しました

『ガキ大将行進曲』のロケ地上映会が、やっと実現しました。 昨年9月から交渉を始めたものの、どこが主催するかで難航していました。 最初、日帰りで実施するつもりでいました。 当日朝4時半に自宅を出て11時半の会場設営開始に間に合わせる、というプランで…

新見南吉記念館に行って来ました

新見南吉作、『ごんぎつね』。 小学校4年生の国語教材として、定番中の定番ですね。 音楽教材の『とんび』も定番中の定番。 不思議と、4年生の教材には定番中の定番が集中します。 8月12日(金)、愛知県半田市にある新見南吉記念館に行って来ました。 名鉄…

「こどもファッション-小さい人たちへの眼差し」を見て来ました

東京都庭園美術館で開催中の、「こどもファッション-小さい人たちへの眼差し」を見て来ました。 「こどもらしさは、こどもが作ったわけじゃない」というサブタイトルにも、関心を抱きました。 冒頭で、NHKテレビで紹介された、「男の子向けドレス」が登…

16mmフィルム映写機の講習を受けました

本会は、昨年2回上映会を催し、今年も8月21日にロケ地上映会を実現しましたが、今後も定期的に開催していきます。一つ懸念事項になっているのは、本会で16㎜フィルム映写機を扱えるのは一人しかいないということです。 自分も本会の代表者でありながら映写機…

ズッコケ熟年三人組

2005年以来続いていた、「大人になった三人組」の完結作品です。 人気作のようで、市立図書館で貸し出し中が続いており、やっと借りることができました。 ・三人は、年齢相応に年を取っている。 ・三人は、流行に沿った生活様式を取り入れることが嫌いではな…

『ガキ大将行進曲』ロケ地上映会正式決定

日付:2016年8月21日(日) 時間:14時~ 場所:富士川町町民会館 入場無料 会場に直接来て下ってもいいですが、このブログをご覧になった方は事前に連絡を下さったら嬉しいです。

上映会の準備を始めていきます

2016年8月21日(日)は、『ガキ大将行進曲』に思いのある方や映画の製作に携わっていた関係者が集まって、濃密な上映会となるように準備していきます。詳細については随時このブログで報告します。 『ガキ大将行進曲』の光男役の難波克弘さんにゲストとして…

少年と心身の成長と経済成長と

福島市野田児童センターまつりに行って来ました。 6月12日(日)でした。 児童センターまつりは、遠い未来のように思っていました。 上映会だけ行って、その場限りの旅人に終わりたくないと「来年6月の児童センターまつりに参加したい」とセンター長に申し上…

バブル世代の文化的優越感?

朝日新聞5月21日付「耕論」で、「演歌は日本人の心か?」というテーマで有識者が意見を述べていました。 朝日新聞社がインターネットで本会ブログを見て、今回の「耕論」を企画したわけではありませんよね。 『創られた「日本の心」神話』の著者である輪島裕…

代表者の近況報告・東大手サロンに参加

月1回開催の東大手サロンを先月と今月、2回とも出席し、NPO法人に長年携わっている方の経験や考え方を聞きました。NPOに限らず団体やサークル等、人を集めて活動すれば何かしらの困難にぶつかりますが、組織をどのように運営していくか、NPOの関係者の話を…

演歌は日本人の心

小学校の先生が言っていました。 古臭い歌、中高年向けと思われる歌を小学生に聞かせたら、「やめてよ、演歌」と言われるそうです。 演歌が何かの象徴として偏見の目で見られていると感じました。 「演歌は日本の心」と言われます。 その一方で、洋楽を志向…

もし一生同じ年齢でいられるなら17歳でいたい?

見たわけではありませんが、話を聞いていると新作の「仮面ライダー1号」は、高校舞台のような感じがします。 「地獄先生ぬ~べ~」のテレビドラマ版のように「今回は舞台を高校に改めまして」というようなものではないようですが、子役が出演するような作品…

柔らかい春の日差しを思い出す

CSホームドラマチャンネルで、「あばれはっちゃく」スペシャル「俺は男だ!あばれはっちゃく」(1982年正月)と「男三人!あばれはっちゃく」(1982年3月)が放映されました。 いずれも私が高校受験生の頃に放映されたものです。 今回、「男三人!あばれはっ…

NHK放送博物館を見学しました

明日から寒が戻ると言うので、思い切って行ってきました。 NHKのテレビジョンカー、登場は1937年なのですね。 1940年には国民所得が戦後の1956年水準に達していたし、都市では洋食も食べられた、というのがよく分かります。 「1974年のお茶の間風景」、リ…

ソ満国境・15歳の夏

今日、午前中、春日部市民文化会館で実施された、医療生協さいたま主催の上映会を見て来ました。 『ソ満国境・15歳の夏』 開始時、スクリーンに「児童向け」ではなく「少年向け」と書いてありました。 17歳でも児童福祉法の対象であり、一方でボーイソプラノ…

新自由主義の下でこどもは

「夢多きこども時代」は、日本では大正時代の都市中間層に始まりました。 「少なく生んで、よりよく育てろ」「いつまでも穢れなきこどものままでいて欲しい」といった表現が、この時期の都市中間層の子育て意識を象徴していると言われます。 生産力が低く、…