昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

「懐かしさ」と「現代」の狭間で

本会の事務長が企画した上映会が、ふるさと新座館で開催されるので、29日から30日にかけて埼玉県へ行きました。29日のバーベキューは、屋外の爽やかな気候の中での食事で、遠足の時のお弁当の時間を思い出し、気分は良かったです。教員採用試験の勉強会のバ…

「懐かしい」では終えないために

4月29日、埼玉県の荒川沿いの彩湖・道満グリーンパークで教員採用試験の勉強会のバーベキューがあり、東海地方在住の代表をお呼びしました。 初夏の一日、川辺の風に吹かれながら、午前中からの酒に酔いしれました。 翌30日、ふるさと新座館で「先生のつうし…

テレビで育った仲

NHKテレビで、「子のつくお名前特集」を見ました。 街頭で、「子」の付く女性名についての印象を現在の若者に尋ねたところ、「ダサい」と男性が、「『子』の付かない名前に憧れていました」と女性が答えていました。 2016年の命名ランキングの女児第5位に「…

『先生のつうしんぼ』上映会を開きます

・2017年4月30日(日)午前9時 ・新座市立野火止公民館(ふるさと新座館)講義室3 ・入場無料 ・直接会場に見えても構いませんが、この記事をご覧になって見える方は、事前にご連絡をいただければ幸いです。

徒党

春日部市中央公民館に、「校庭に東風吹いて」を見に行って来ました。 間違えて春日部市民文化会館に行ってしまい、少し遅れてしまいました。 場面緘黙の小学校3年生の女の子を主人公にしています。 クラスでインコを飼っていて、誤ってそのインコを逃がして…

平和な時代の平和運動

3月19日(日)、NHK-BS第1放送で、ある女性がこどもたちにヒップホップの指導をしている話が紹介されていました。 最後にその女性が、マイクに向かってヒップホップの精神を説明し、ヒップホップを通じてこどもに何を伝えたいのか語っていました。 「平和」…

河原和枝『日常からの文化社会学-私らしさの神話-』世界思想社2005年を読みました

基本はゲオルク・ジンメルなのですね。 ファッションは「常に過去と現在の分水界に立ち」「他の現象には稀にしかないほどに、強烈に現在の感情を与える。」 今のこどもたちは、分水界の向こうの過去を知りません。 現在の感情を抱くことに、優越や安心を感じ…

あさま山荘45年

3月9日(木)、BS朝日で、「あさま山荘45年」を見ました。連合赤軍の関係者は、自殺した人や病死した人を別にすれば、まだ漸く老境に達した年頃なのですよね。 何せ私はまだ幼稚園の年少でしたので、遥かに古い事件のように思えます。 赤塚不二夫「天才バカ…

鷲田清一『ひとはなぜ服を着るのか』日本放送出版協会1998年を読んで

ファッション論の本です。 ファッションは、服装だけではなく、音楽・美術・思想など、その時代の人々の精神生活全般に影響を及ぼします。 ファッションは、「物語の魅力が摩耗して来ると、それを廃棄して別の物語に取り換える」「新しい物語は、<今>を生…

個性主義に抑圧されるこどもたち

筑波大学の土井隆義さんが執筆した『「個性」を煽られる子どもたち-親密圏の変容を考える』(岩波ブックレット、2004年)を読みました。 「とりあえず、食事とかしない?」とか、「俺的には、〇〇の意見に賛成って感じ、ウン!」とかいったぼかし語を使う現…

教育関係者向けの『ガキ大将行進曲』上映会

今回の『ガキ大将行進曲』の上映会の客層は、教育関係者中心で、今までとは違った雰囲気でした。 それぞれの方が持っている「教育」に対しての思いを、映画と照らし合わせて、感想をたくさんいただきました。教育者ならではの鋭い感想もあり、今後の活動の参…

第4回『ガキ大将行進曲』の上映会

1月7日(土)19:10~20:50に、埼玉県越谷市立南越谷公民館で、『ガキ大将行進曲』の上映会を行いました。 教員採用試験の勉強会の一環です。 上映時間が中途半端であるのには、訳がありました。 映写機が動かなかったり、画像が上下逆さまになったり。 中…