エミール・デュルケームの社会実験
先日新座市立野火止公民館での上映会に見えた方が、本会に対して「仕事・保障・仲間」を強調されました。
16ミリ児童映画復活運動をしていて、孤立することを危惧されたのだと思われます。
ウィキペディア「社会化」から、「社会化の規範性」を引用してみましょう。
フランスの社会学者、エミール・デュルケームが、『社会学的方法の規準』で述べていることです。
① 行為や思考の型は、個人に外在するだけでなく、命令と強制の力を付与されている。
② 自分の意思で同調するときには、強制を感じることはない。
③ 抵抗しようとした途端に、強制は事実となって現れる。
④ 例えば服装の慣習を無視したら、人々の嘲笑・反感を招く。刑罰に近い効果もある。
⑤ 産業経営者が、前世紀的な工程や方法で労働させることを禁ずるものはないが、敢えてそれをしたら、破産を招くだけである。
⑥ 首尾よく突破できても、闘争は避けられない。
⑦ 最終的に勝ったとしても、反対や抵抗により拘束力は感じられる。
かつて16ミリ児童映画を配給していた埼玉映画文化協会は、「16ミリ児童映画はちょっと…」と言って、「ちょっと・・・」の先については言葉を濁しました。
明らかに⑤を心配しています。
⑤を回避するために、②の道を選んでいます。
どの団体も②を選んでいることを憂慮し、本会は③を選んでいます。
選んでいる以上、工夫して⑥を通過し、⑦を実現することを目指しています。