昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

『先生のつうしんぼ』(1977年)を見て(深谷シネマ日活児童映画週間にて)

8月30日(日)、深谷シネマ児童映画週間最終日に『先生のつうしんぼ』を見ました。 作者は、宮川ひろさん。児童文学研究者のご子息・宮川健郎さんとは、明星大学で出会っています。 『ガキ大将行進曲』にも出演した中田光利くんがこの作品にも出演しています…

『ともだち』(1974年)を見て(深谷シネマ日活児童映画週間にて)

聞いたことがない映画であった。 とは言え、見始めたら感じるところが多くあった。 先日、私が福島市野田児童センターのこどもたちに聞いたように、私がこの映画のどこを古いと感じたか述べてみよう。 一つ。フィルムが大分痛んでいる。カラー作品であり、校…

夏の上映会、お疲れ様でした

「春日部市親と子で見る良い映画」のチラシによれば、「せんせいのつうしんぼ」「四年三組のはた」そうして「ガキ大将行進曲」は、1977年から1979 年にかけて同団体により上映されています。 私が小学校5年生~中学校1年生の時期に当たります。 映画を見てい…

上映会を振り返って

昭和後期こどもの歴史研究会が主催の上映会は、今月の8月5日に福島市野田児童センターにて2回目を迎えることになりました。 最初に企画した段階で、上映する作品の候補がいくつか挙りました。本会の趣旨にふさわしいか? その映画が今でも貸し出しができ…

夏の福島上映会『ガキ大将行進曲』2015

8月5日(水)13:30~14:45に、福島市野田児童センターで『ガキ大将行進曲』(1979年)の上映会を実施した。 フィルムは埼玉県立熊谷図書館から借りて来て、映写機とスクリーンは福島市立図書館から借りて来た。福島市立図書館には、映写機は二台あったが、う…

第1回70~80年代児童映画上映会・実績報告

昨年から準備を進めてきた昭和後期こどもの歴史研究会がいよいよ本格的に始動します。その最初の活動として、このたび、2015年5月24日に埼玉県で、第1回70~80年代児童映画上映会を開催しました。上映した映画は、1979年作品の「ガキ大将行進曲」です。 ご来…

70年代児童史研究会の発足メンバー募集中

70年代児童史研究会の発足メンバーになったら、具体的にどんなことをするのか、現時点での考えを書きます。 (1)活動内容を話し合う 必ず行うことは機関誌の発行です。機関誌は、研究会の中心的な活動媒体にします。ゆくゆくは、集会や、実践活動もやってい…

教育の不易と流行

「教育の不易と流行」という言葉があります。 1996年7月19日、中央教育審議会第15回答申が打ち出した言葉です。 しかし、何が不易にえり分けられて存続させられ、何が流行にえり分けられて廃止されたでしょうか。 一つに、小学校の鼓笛隊があると思います。 …

総合的学習の時間

小学校4年生の総合的学習の時間に、「お父さん・お母さんの子供時代を調べよう!」という単元があります。 しかし、そこで取り上げられているのは、白黒写真に写った木造校舎であったり、脱脂粉乳の給食であったり、「私でもそんなもの記憶にありませんわ。…

70年代児童史研究会をより知ってもらうため

今までの記事だと、70年代児童史研究会はどんな考え方で進もうとしているのか、まだ説明が足りないと感じています。 70年代児童史研究会の方向性を示すため、いくつかの主張や意見を紹介します。会に参加しようと考えている方も、参考にしていただければと思…

70年代児童史研究会の趣旨

70年代児童史研究会の趣旨の発表(案) 70年代児童史研究会は、70年代の小学生の学習環境と、生活環境とを研究対象とする。児童文学作品や、それを原作にした映像作品が、70年代の小学生の生活実態とかけ離れていなかったことを考えると、70年代の小学生の学…

70年代児童史研究会の設立準備ブログを開設

はじめまして。70年代児童史研究会事務局です。 会員制サークルを立ち上げますので、その設立準備ブログを開設しました。1970年代(又はその前後の60年代や80年代も含む)の児童文化、生活史、価値観等を研究して、21世紀のこども達にも伝えていく活動で…