昭和後期こどもの歴史研究会

平成時代の社会変化で、その直前の昭和後期こどもの歴史は忘れられています。お金にならないため、企業も投資したがりません。人間の幸福感の問題として、昭和後期のこどもの文化を、現在のこどもたちに伝えていく努力をしたいです。昭和後期のこどもの文化に幸福を感じる現在のこどもを、一人でも育てられたら嬉しいです。

ブランド標準服

私が2010年に非常勤を勤めた小学校で、職員室で給食を食べていたら、標準服指定をしている小学校で、モデルチェンジをする学校が多いことが話題になりました。

おしゃれ志向で標準服をモデルチェンジすると、そのうちDCブランドの標準服が出て来るのではないか、と私がいささか極論を述べました。

すると同席していた校長が、「いいんじゃない、お金を出すのは親だから」と言いました。

しかし、東京都中央区立泰明小学校のアルマーニ標準服騒動を見ていると、私の8年前の極論が現実になった感があります。

泰明小学校の校長は、アルマーニ標準服で「泰明小学校の誇り」のようなものを感じさせたい、と言っていますが、この標準服を着た登下校中の同校児童が一面識もない通行人から「これがアルマーニか」と服を摘ままれたりしているとなると、この標準服はもはや尊敬の対象ではなく、軽蔑の対象になっていると感じます。

私は泰明小学校が標準服のモデルチェンジをする必要はないとの立場です。

標準服で学風を表現できるなら、泰明小学校にはむしろ標準服で質実剛健を表現していただきたいものです。